公募研究:令和4年度学術変革領域研究(A)

ソフトロボット培地

研究代表者
津守 不二夫(九州大学大学院工学研究院)

現在,生体や細胞組織を培地上で培養を行う研究が広く行われています.本研究は自然界や生体内部における環境適応を培地上で理解するため,培地に動き(変形)を可能とするシステムを開発します.3Dプリント技術を応用し,培地自体の3次元パターニングすることにより,外部からの直接的な変形に応答し培地内部の各所に設計に応じた応力を分布させることを目指します.また,磁性粒子を分散させた培地ゲル材料を用い,培地自体が積極的に駆動する培養環境も開発します.本研究で目指すものは,すなわち「運動する培地」であり,言ってみれば「ソフトロボット培地」と言えます.このような駆動培地を開発することにより,多様な応答の実現によりジオラマ環境のバリエーションを多角化でき,また質的に拡大できるものと考えています.

ソフトロボット培地

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