公募研究:令和6年度学術変革領域研究(A)

マイクロウォールプレートを用いた局所ジオラマ環境操作と微生物集団運動の解析

研究代表者
小嶋 勝(大阪大学 基礎工学研究科)

本提案では、微細加工技術とマイクロマニピュレーション技術を融合し、これらの技術を用いることで、微生物の運動方向の制御を行い、その評価に取り組む。まずは、技術の融合により、任意の位置に簡易にマイクロ流路様の構造体を設置可能な系を確立する。具体的には作製したマイクロ構造体をマイクロマニピュレーションにより狙った場所に設置し、微小なジオラマ環境を任意箇所に設計する。同時に、自動化した解析システムの構築を行い、様々な微生物運動の解析に資するシステム開発を推進する。また、開発したシステムを海洋性ビブリオ菌 Vibrio alginolyticus の生物や固体の表面を這うように移動する特殊な集団運動形態「サーフェイス・スウォーミング」の解析に用いることで、新たな集団運動のモデル化に取り組み、確立した系の有効性を示す。

マイクロウォールプレートを用いた局所ジオラマ環境操作と微生物集団運動の解析

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