公募研究:令和4年度学術変革領域研究(A)

海洋ゴミによる水生プランクトン走光性逆転の神経基盤と生態系へのインパクト

研究代表者
広橋 教貴(島根大学生命科学科)

「光」は動植物に行動や運動にベクトルを与え、個体のみならず集群さらに生態系を動かすエネルギーとなっている。その代表例である走光性はシアノバクテリアから脊椎動物まで生命進化で一貫して維持された形質と言える。「走光性の逆転現象」は古くから知られ、地球最大規模のバイオマス移動にも関わる。海洋ゴミに含まれる物質が海洋プランクトンの走光性運動を攪乱し、それが海洋生態系に与えるインパクトを明らかにする。ミリ秒の運動ダイナミックスからジオラマ環境下での再現、更には海洋環境測定により、スケールレス・ボーダーレスなアプローチを展開する。

海洋ゴミによる水生プランクトン走光性逆転の神経基盤と生態系へのインパクト

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