ジオラマ行動力学
Ethological dynamics in diorama environments
Ethological dynamics in diorama environments
文部科学省科学研究費 助成事業 「学術変革領域研究(A)」 ジオラマ環境で覚醒する原生知能を定式化する細胞行動力学
本領域では、細胞レベルで発現する巧みな環境・状況適応能力(ここではこれを原生知能と呼ぶ)を探索し、その能力を力学モデルで書き下すことを目的としています。そのための方法論として、「ジオラマ行動学」と「環境連成力学」を確立し、それを基盤とした新規学術領域「ジオラマ行動力学」の創出を目指します。これにより、原生知能の仕組みが明らかになることが期待されます。また、微生物行動の予測と制御の技術が進み、パノラマ環境(自然環境)で展開する健康問題や環境問題の克服に資する知見を提供することも期待できます。
微細藻類による環境赤潮と精子による生殖、卓越した新規細胞行動の探索の3つに焦点を絞り、ジオラマ行動力学の有効性を検証してまいります。
北海道大学
電子科学研究所 教授
領域代表 中垣 俊之